屋根の種類
あなたの屋根はどのタイプ??

洋風と和風のテイストや現代的と昔ながらの時代感、今はそれらの枠を飛び越え、今までになかったデザインの建物が増えてきました。

それに合わせて、屋根の多様になってきています。

日本に多いオーソドックスな三角屋根、太陽光を少しでも多く載せられる様に南側の斜面が広く出来ている屋根、それらに用いられる屋根材も伝統的の瓦や、ハイブリットといったものまで様々な種類があります。

ここでは、現在の日本に用いられることが多い屋根材の瓦、スレート、金属、ハイブリットのご紹介をしていきます。

金属屋根

金属屋根といってもその素材は鋼板、ステンレス、アルミと様々な種類がありますが、金属の配合率やメッキの方法によって細かく分けられているのが金属屋根になります。

その中で耐久性や耐候性に優れていて高い評価を受けていてるのが「ガルバリウム鋼板」になります。

ガルバリウム鋼板は、材料自体が軽量で自由に形を加工できるので、耐震性の事を考えた葺き替えやカバー工法にも向いています。

 

1㎡あたりの屋根の重さ5~6㎏

平均的な住宅の屋根の重さ約600㎏=およそ軽自動車1台弱

金属屋根のメリット

・軽いので耐震性に優れる

・比較的安価

・燃えにくい

・防水性に優れる

 ⇒ゆるい勾配でも施工可能

・加工しやすい

金属屋根のデメリット

・雨音が気になる⇒遮音性に劣る

・熱伝導率が高い⇒断熱性に劣る

・塩害に弱い(工業地帯や海岸沿い)

※最近はこれらのデメリットを解消した商品も販売されてきています。

 

スレート屋根

コロニアルやカラーベストなどメーカーによって呼び方が変わります。

 

本来、スレートとは粘土版岩を屋根材として適した形にする為に薄い板状に加工した天然スレートです。

日本の宮城県やヨーロッパなどでは古くから屋根材として使用されてきました。

現在の屋根材として主に使われているものは、人工スレートになっていて、古くから使われている天然スレートは非常に高価な建材になりますので別物になります。

人口スレートは、石綿スレート、無石綿スレート、セメント系スレートなどがありますが、現在、石綿スレートは環境問題から製造されていません。

過去、石綿を含んだ多くの建材が使用されていたため、現在では解体時に出る細かい粉じんによる人体への影響が懸念されていますが、破壊しない限り飛散はしませんので安心してお過ごしください。

 

1㎡あたりの屋根の重さ⇒約20㎏

平均的な住宅の屋根の重さ約2000㎏=軽自動車3台分

スレート屋根のメリット

・比較的軽いので耐震性に優れている

・瓦に比べて安価

・工期が短い

スレート屋根のデメリット

・コケが生えやすい

・割れや反りが生じやすい

・定期的な塗り替えが必要でそのスパンが短い

瓦屋根

一般的な瓦は粘土を成型し、焼成とした屋根材を瓦と呼んでいます。

瓦は金属瓦、スレート瓦と呼ばれることもあるので、区別するために粘土瓦や、焼き瓦といった呼び方もする事があります。

他にも、セメントを原料に使ったセメント瓦もあります。

粘土瓦やセメント瓦の優れた点は耐久性が他の屋根材に比べて高い所にあります。

和瓦は他の屋根材の様に塗装をする必要が無く、耐久性が高く、美しさを長く保つことができます。

 

1㎡あたりの屋根の重さ⇒約60㎏

平均的な住宅の屋根の重さ約6000㎏=軽自動車8台分

 

瓦屋根のメリット

・メンテナンスがほぼ必要ない(ズレの修正や漆喰の補修のみ)

・断熱性が高い

・粘土などの天然素材なので安心

瓦屋根のデメリット

・重い⇒耐震性に劣る

・凍結に弱い為、寒冷地に向かない

・他と比べて高価

・衝撃によって割れやすい

アスファルトガラス

アスファルトをガラス繊維に含浸させた後、その上に自然石粒(着色をした砂)を圧着したのがアスファルトシングルになります。

アスファルトシングルが他の種類の屋根材と違うのは柔軟性が高い所です。

曲面なども施工をする事が出来、カッターなどでも簡単に加工をする事が可能なので、柔軟性と加工のしやすさからDIYで物置を作るかたも多くなっていきています。

 

1㎡あたりの屋根の重さ約12㎏

平均的な屋根の重さ約1200㎏=軽自動車1.6㎏

アスファルトガラスのメリット

・屋根材はの中では軽量

(瓦の5分の1~6分の1)

・柔軟性があるので曲面なども施工をするができる

・切断などの加工も比較的簡単に出来るので特殊工具は必要ない

・大型のホームセンターにも売っているので手軽に手に入れることが出来る

アスファルトガラスのデメリット

・日本での施工事例はまだ少ない屋根材なので実際の耐用年数のデータがない

・施工経験があまりない業者が多いので工事品質が不安定

・屋根塗装が必要になる場合もある

陸屋根

屋根材の種類ではないのですが、陸屋根は特殊屋根ということで、このページに加えさせて頂きました。

勾配(傾斜)が少なく、陸の様に平らになっている屋根が陸屋根になります。「ろくやね」「りくやね」とも読みます。

最近はこの様な屋根も増えてきていて屋上などを設けることが出来るので、多様性のある屋根になっています。

陸屋根のメリット

・平らになってい屋根に風の影響を受けることがほとんどない

・広い面積をとることが出来るのでバルコニーやベランダなどを設けることが出来る

・現代的でモダンなデザインであること

陸屋根のデメリット

・勾配(傾斜)がほとんどないので排水性がわるくなっている

・排水性が悪いので他に屋根より気を使わなければならない

・他の屋根とは形が違うので他にないドレーンや排水口が設置されているのでそのつまりも気をつけなければならない

 

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