お見積りは業者によっては値段がバラバラな事があると思います。

ここでは金額が業者によって違う理由についてご紹介していきます。

・安すぎる業者は大丈夫?
・不安を感じている方は多いと思います。
 

住宅塗装の分かりやすい見積りの仕組み
無駄なコストをかけずに工事をしてもらうための、身を守る為の、基礎知識 

屋根や外壁塗装をお考えの方のほとんどが工事価格の事でお悩みだと思います。

「出来るだけお金をかけずに、出来るだけ高性能の塗料で、技術のある職人さんに丁寧でしっかりとした工事をして貰いたい」と考えるのは皆さん一緒です。

 

このページでは、どのようにして塗装工事の価格が決まっているかをご説明をいたします。

 

価格がどのように決まっているかが分かれば、業者に出してもらったお見積りの見方も変わると思います。

ご自身が重視したいところに費用が掛けられたいれば、納得が出来ると思います。

 

外壁や屋根の塗装は次のように総額が決まります。

項目が増えるに連れ、総額が大きくなります!

 

 

塗り替えの専門店、地元の工務店、ハウスメーカーと進むに連れて、総合金額に含まれる項目は増えていくと思います。当然ですが、間に入る業者が増えるに連れ、総額が増えていきます。

価格(総合金額)には材料費・人件費・中間マージン・宣伝広告費などの項目により、構成されています。

塗り替え専門店、工務店、ハウスメーカーそれぞれの業者が各項目にどれだけお金をかけるかはそれぞれです。

目地

屋根や外壁塗装の価格を決める4つの要素

屋根や外壁塗装の価格を決める4つの要素

①材料費

お見積の中で一番、分かりやすいのは目に見える材料費だと思います。インターネットで検索すれば販売価格はしらべられますので、塗りたい塗料が決まっているのでしたら、「塗料名 価格」で検索してみてください。

耐用年数が長く高価な塗料を使用すれば、それだけ材料費は高くなりますが、その分、長持ちが期待できるので、メリットがある場合がほとんどです。

中には「大量に仕入れをすることにより、材料費が安くなるのでそれをお客様に還元をしています!」という広告をしている業者もいます。

安くなるのは事実ですが、多少変わるくらいなので驚くほどではありません。

使用量が同じ場合、同じ塗料を使っていれば材料費ではほとんど差が出ないはずです。

業者が材料費の部分で価格を抑えようと考えた場合、塗料の規定された料を塗布をせずに済ませる方法を使うことがあります。屋根塗装も外壁塗装も、基本的にシーラーなどで、下塗りを行い、仕上げ用塗料で中塗り、上塗りをしていきます

計3回、塗料を塗っていくのですが、中塗りと上塗りのいずれかをしなければそれだけの材料費分を減らすことが出来ます。

また、3回塗りをしていたとしても、規定より塗料を薄めて使用すれば材料費を減らすことが出来ます。

どんなに高性能な塗料であっても

それぞれの施工手順や塗布量を守らなければ

備わっている性能を十分に発揮することは出来ません。

外壁材や塗料の種類によっても様々ですが、塗料は面積当りの塗る量が決められています。

およそ、面積1㎡あたりで塗料1kgになっています。

薄めている度合いにも変わりますが、施工が完了してしまうと、薄めた塗料と適正量の塗料とでは、見た目で見分けることが出来ません。

 

中塗りと上塗り、いずれの工程に関しても同様です。

この場合、影響が出てくるのは、ある程度の長い年数が経ってからということが多いです。

ただ、影響が出てくる頃には建てられた地域の環境や立地などのせいなのか、手抜き工事でのせいか、判断をするのは非常に難しい場合が多いです。

 

屋根や、外壁塗装に必要な物は、塗料だけではなく下地を処理するための材料やコーキング、シーリング材もあります。

新しく家を建てた後、数年ほどで塗り替えるなら、これらの下地処理費はそれほどではありません。

 

しかし、ある程度の築年数が経っている場合は、この部分に結構な金額がかかる場合があります。

この場合も、塗装をしてしまえば覆い隠せてしまうため、しっかりとした下地処理をしたかどうかは塗装直後に見分けることが出来ません。

こちらもある程度、年数が経ってからしか現象として現れません。全部の業者ではありませんが、安すぎる業者には気を付けた方がいいです。

屋根や外壁塗装の価格を決める4つの要素

②人件費

価格の中で1番大きな割合を占めるのはやはり、人件費(工賃)になります。

規模が大きくなればなるほど、作業をする人数も増えますし、工期の期間も長くなるのでかなり大きな人数になります。

 

工事をするのなら、経験や知識のがある熟練の職人に工事をして欲しいものだと思います。

腕のいい職人はその分、単価も上がりますので職人の腕とその人件費は比例してきます。

 

この人件費と工期を少なくすれば、その分安くすることが出来ます。しかし、短い工期でいつもと同じ仕事をしなければいけなくなると当たり前ですが、丁寧さはなくなります。もちろん、塗装の寿命や仕上がりにも悪い影響を及ぼします。

人間が出来る仕事量には物理的な限界があります。無理な工期での現場は、職人の方も工程を省かざるをえない状況になります。

こういった状況になると、腕が良く仕事にプライドのある職人は、その様な現場の仕事をする事がなくなりますので、工事の質も下がる事に繋がっていきます。

下地処理がしっかりされなかったり、仕上げに必要な2回塗りを1回しかしないといった事が当然のように行われるようになります。

長く続いている不景気とデフレを理由に賃金のカットをよぎなくされる会社もあります。

 

極端かもしれませんが、同じ仕事の量をこれまでの半額しか支払われなかったら、、、仕事に対する姿勢は変わってくるのは当然の事です。本来、あってはならない事ですが、モチベーションが下がった状態での工事の仕上がりは予想できると思います。

 

ベストアテインでは、下請けには依頼しない直接施工をしていますので、良く効くブラック企業のように工期を短くしたり、人件費をカットする事はありません。

お客様のお住まいを最高の状態でお渡しをするために、社員一人一人がストレスなく働ける環境を用意しています。

 

屋根や外壁塗装の価格を決める4つの要素

③宣伝広告費

腕のいい職人が在籍していて、質のいい塗装をすることが出来る業者であっても、お客様が業者を知る機会がなければ、ご依頼を頂ける事はありません。

各業者は、お客様に自分たちの会社を知ってもらうきっかけを作るために、宣伝と広告をする必要があります。

新聞の折り込みやCMでお住まいになっている付近にあるリフォーム会社などの広告をご覧になる機会があるのではないでしょうか。しかし、その広告にかかっているコストはどのくらいかをご存知の方は少ないと思います。

今の時代、ネットが普及していますので、新聞の購読率が下がっているとはいえ、その中でも約55%の世帯が今でも購読しているそうです。

例えば、ある業者のお客様の新聞購読世帯数が30万世帯として、それらの全世帯の折り込み広告を入れたとしたら、、、

紙の大きさや質、デザイン、印刷の料金によって値段は前後しますが、これだけでもやく200万円以上かかります。

思っている以上に大きな金額だと思います。なぜ、これほどの価格になるかというと、、、

一般的に一世帯あたりの折込み広告を配達するコストは約7円以上かかります。小さい金額に見えますが、これが30万世帯だと単純に210万円以上かかります。

これは単に配るだけにかかる料金なので、これ以外に紙代やデザイン料、印刷代がかかり、こちらは数十万になります。

この広告をして、数件程度しかご契約が取れなかった場合、もちろん赤字になります。

広告は思っている以上に費用がかかります。テレビやラジオに流れるCM、新聞の紙面広告、雑誌の広告も同じです。看板なども、人通りが多い所など場所によっては高額です。

ちなみに有名な新聞の一面に広告を入れるとなると1000万近くかかる場合もあります。

 

テレビやラジオのCMは広い地域に流れるため、多くの人が目にする機会が多いというメリットはありますが、保存性がほとんどないため、繰り返し広告を打ち、認知度を高める必要があります。

それに比べ、新聞の折込み広告は主婦の方などが残しておく方が多いため、保存性は高くなります。ただ、それもいずれは資源ごみ行きになってしまいます。

屋根や外壁塗装の価格を決める4つの要素

④中間マージン

外壁、屋根塗装に限らず、建物のリフォーム工事を仲介・紹介をしてくれる会社が数種類あります。

 

大手のハウスメーカーや工務店などは、お客様から仕事を受注し、それを下請け、孫請けなどへ仲介や紹介していくといった流れになります。

このような、下請け孫請けの構造は建設業などで問題になる事が多く、工事価格を高くし、品質を下げる元凶と言われています。

 

合見積をした場合、こちらは80万円、もう一方は120万円だったという話も聞いた事もあります。

極端な例にはなりますが、大手のハウスメーカーや工務店などで依頼すると、必ず中間マージンとして手数料を上乗せしたきんがくになるので、結果的に価格に差が出てきしまいます。

大手のハウスメーカーや工務店はなぜ、中間マージンとして手数料入れるの?

お客様からご依頼を頂くために、まずは認知して頂く必要があり、そのために莫大な宣伝広告費をかけているからです。

お客様はなぜ、大手のハウスメーカーや工務店に屋根や外壁塗装を頼むと思いますか?それはやはり、知名度があるからです。

ではなぜ、知名度があるのかというと莫大な宣伝広告費をかけて、TVやCMなどのメディアを使っているからです。

前述のように広告宣伝費にはとても大きな費用がかかっています。建物の塗装をしている業者は大小合わせてみると、全国で5万軒弱もあるといわれています。

コンビニエンスストアの数が現在、全国で約5万6000店ちかくあるという事を比べるとかなりの数が存在しています。なので、お客様のお住まいの周りに複数の業者があってもおかしくはありません。

それなのそういった業者はあまり目にする機会がありませんよね。。。看板を出していなかったり、あとは出していても目立ちにくかったりすことも一つの理由だと思いますが、大きな原因になるのは知名度です。

 

お客様に知って頂く機会をつくるには莫大な宣伝広告費を払わなければいけません。それを繰り返していけるのは大きなハウスメーカーや工務店だけですので、この宣伝をすることによってお客様にご依頼を頂けますので、また繰り返し宣伝広告費を払い続ける事が出来る仕組みです。

~中間マージンが価格を高くしてしまう仕組み~

施工管理会社などを間にはさまず、一括施工をしていますので宣伝広告費をあまりかけずに、インターネット経由でお客様からお問い合わせを頂く事が多いです。

これだと、宣伝広告費と中間マージンは発生することはないので、その浮いた分を品質と価格に反映をさせる事が出来ます。

各地域の地元密着での営業をしている所がほとんどになります。

地元で長く営業をしており、季節ごとに新聞の折込み広告を入れる事が多いので、その地域では知名度が高いです。

工務店は直接工事はしませんので、工事を発注するときはマージンを上乗せして下請け業者に発注をします。

テレビCM、新聞の折込み広告、インターネット、どの媒体にも数多く露出していますので、とても知名度が高く、いわゆる大きな会社です。

こういった会社も直接工事はしませんので、マージンを上乗せして工務店に仕事を発注します。

間に入る業者の数によって中間マージンが

発生する回数は変わりますし、

宣伝広告費の有無もありますので価格が変わってしまうのは当然です。

   これが同じ工事であっても、
 各業者によって値段が違う仕組みです。

ハウスメーカーや工務店が価格に中間マージンを上乗せし、下請け業者に安く発注をすれば、その業者は材料費を削ったり、工事日数を少なくするなどしてやりくりをしなけれないけなりません。価格だけではなく、工事の品質に違いが出る事があるのはこの様な現状があるからです。

価格や工事の品質のしわ寄せを塗り替えを依頼するお客様が受けることになってしまうのが現状ですので、知名度や価格だけで業者を決めるのはとても危険だという事はご理解をして頂いてお選びください。

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